N800 IPAフォントとroot権限
maemo CJK support のおかげで、N800 で日本語の入力/表示ができるわけだが、人に「日本語のフォントが汚いね。kochi?IPAとかインストールすればいいのに。」と言われた。
うーん、そうかなぁ?
もともと自分は、そういうことに関してはきわめて寛容なのだ。
まあ、入れてみたら別の世界が広がるのかもしれん...と思い直し、IPAフォントを入れてみることにする。
IPAフォントの本当のオリジナルというのは、GRASSという地理情報システムのパッケージの一部として頒布されているものらしい(ということも知らなかった)が、このように、他のフォントと組み合わせて頒布しているところがあったので、これをいただいてくる。
N800 の OS は Debian がベースっぽいので、Debian でフォントを入れるにはどうすればいいのかを調べる。~/.fonts というディレクトリに *.ttf をコピーして、fc-cache とやれば使えるようになる...という話をあちこちで目にしたので、ipa*.ttf を取り出して gmail 経由でN800に移し、/home/user/ の下に .fonts/ を作成、ここに突っ込んで fc-cache。
...?なにか変わったようには思えない。
# 普通のブラウザ等と違い、フォントをアプリから選ぶような仕組みがないので、明示的に指定ができない。
.fontcache/* を rm してリブートしたり、ブラウザのキャッシュをクリアしたり、意味があるのか無いのかわからないことをやってみたが、変わり映えしない。
これはなにかもっと、正当な手段をとらねばならないのでは...と思って調べると、/usr/share/fonts にフォントを突っ込めばよろしい、という情報にあたった。
確かにここに kochi-*.ttf のファイルがある。
ここに ipa*.ttf をコピーしてやって、kochi-*.ttf という名前でリンクを張ればよい。
というところで、新たな問題が。
/usr/share/fonts をいじるには、root 権限が必要なのだが、root になる方法がわからない。sudo はパスワードを聞かれるが、そんなものは設定した覚えがない。(っていうか、user のパスワードも設定した覚えがないんだけど。)
困ったときの maemo WiKi で情報を発見。
なんと、ssh 経由ならば、password = rootme で root login できてしまうらしい。
ほんとだ...N800 の xterm で ssh root@localhost しても、PC から ssh root@192.168.X.X ( ← これはN800で /sbin/ifconfig で調べた)しても、パスワード rootme で # プロンプトが現れる...これは、そこらを出歩いているときに危ないんじゃなかろーかと思うが、まあその辺はあとまわしにして、とりあえず作業。
PCから ssh で入れると、作業も楽で幸せだ。
もとの kochi-{gothic,mincho}-subst.ttf は mv して残しておいて、
ln -s kochi-gothic-subst.ttf ipagp.ttf
ln -s kochi-mincho-subst.ttf ipamp.ttf
して、reboot 。
で。結果だが。
...よくわかりません。
美しくなったような気もしないでもないが、変わらない気もする。
この文字は、kochi のままなのか?
それとも、IPA になっているが自分には審美眼というものが無いのか?
誰かに判定してほしい...。
で、そんなことより、この root password をなんとかせねば。
root の password 変更だけでもいいのかもしれないが、普段は user で入って、必要なときに root になれるのが行儀が良い気がする。
ということで、まず、user にパスワードを設定してやって、外から user で ssh ログインできるようにしてやり、/etc/sudoers に、nopassword で /bin/su ができるよう設定を追記してやった上で passwd -l root して root をロック。
これで、ssh で入るときも user で入り、必要な場合に sudo su - すればいい。
なお、N800 で root になる正当な(?)手段は、R&Dモードになってるところで /usr/sbin/gainroot する、ということのようだ。
# このR&Dモードってのもなんか恐ろしげだ。ちょっと調べると、USBをつないで、何かを起動したまま何かを押して...みたいな感じでめんどくさそうだった。
楽に root になるには、sudo で su を許可する以外に、この gainroot スクリプトを修正して、R&Dモードでなくても sudo /usr/sbin/gainroot できるようにする...という手もあるみたい。
そもそものフォントの件は結果が良くわからず、別の世界は広がらなかったが、root 権限取得方法がわかったので、とりあえず良しとする。


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